新井 俊一 会長 |
会 長 挨 拶 |
登下校中の子ども達のこんな光景が見られる季節となりました。 本日、ここ比企郡嵐山町の国立女性教育会館を会場として、令和6年度第60回埼玉県退職校長会の定期総会が、埼玉県知事様、埼玉県議会議長様、埼玉県教育委員会教育長様のご臨席をいただき、開催することになりました。 埼玉県退職校長会は現在会員数3582名を擁し、10支部・57班の組織により地域の特色を生かしながら、全支部が一丸となって活動をしております。 さて、本年度から公務員の定年年齢が段階的に引き上げられ、令和13年度に65歳定年制が完了します。 本会会則(第2章 組織 第4条)には「本会は、埼玉県内に在住する退職校長(幼稚園長を含む)の有志をもって組織する。ただし、県内公立学校の退職校長は、県外に在住する者であっても加入することができる。」とありますが、本年度「役職定年退職校長」を入会員とし85名の新入会員の方々をお迎えすることができ、本会の更なる飛躍の原動力として大いに期待しているところです。 さて、社会の趨勢を見ますと、グローバル化の進展及びICT環境、AI等の絶え間ない技術革新により、社会構造や雇用環境も日々信じられないスピードで進化しております。 この行き先不透明な時代を生き抜くために教育界におきましては、児童生徒には「主体的・対話的な深い学び」を通して、「主体的、創造的に課題を発見する力や解決に導く力」「多様化を受容し他者との意思疎通を図るコミュニケーション力」、「ICTの活用能力」等々、未来を逞しく生きていくことのできる資質・能力を育むことが求められています。 このような状況の中、令和6年度に取り組む本会の活動の「三つの要点」について申し上げます。 要点の一つ目は、「教育支援と教育要望活動の一層の充実と進展」であります。 「教育支援活動」については「彩の国教育の日協賛 現・退校長支部別教育推進協議会」の一層の充実を継続してまいります。 昨年度、県北のある支部では、「趣味仲間と共に」のテーマで楽器を通した仲間との出会いと活動についての発表の後、4人のメンバーによる見事なサックスの演奏があり、アンコール曲まで披露したということです。 各支部のアイディアにあふれた創意工夫ある運営を期待します。 「教育要望活動」については、例年の通り9月に、「埼玉県教育の振興等に関する要望書」を県当局に提出いたします。その他の要望活動も随時展開してまいりますので、ご意見ご提案を会員の皆様から本部に申し出ていただければ幸いです。 要点の二つ目は、「会員相互の福利・厚生活動の着実な推進」です。 具体例を挙げますと、従来長年「再任用・再雇用」について調査し、校長職のキャリアを生かした活動の場の確保に努めてまいりましたが、本年度は、新入会員を対象にした「役職定年退職校長」の実態調査を実施していきたいと考えております。 要点の三つ目は「情報の共有化による会員相互の連帯感の強化」です。 会報(年3回)とニュースレター(年2回)の内容をより豊かにすると共に、ホームページについては、各支部への迅速な情報提供と共に、全会員が情報の共有化と共通理解を図り、心の絆を深められるよう、しっかり役割を果たしてまいります。 結びに、本定期総会開催に当たり、多大なご支援、ご協力を賜りました嵐山町当局、並びに比企支部退職校長会の会員の皆様に心からの感謝を申し上げますと共に、ご参会の皆様のご健勝でのご活躍を心より祈念し、挨拶といたします。 ◇ 会長挨拶 PDF |
令和6年6月7日 記 |