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大 里 支 部 の 活 動 か ら | 大里支部サイトへ |
◇ 本田技研工業(株)埼玉製作所 寄居完成車工場見学研修報告 |
本田技研工業(株)埼玉製作所寄居完成車工場を見学して 平成29年9月7日(木)に大里支部の役員研修会を開催しました。寄居町のカタクリ体育センターに集合し、バスで研修会場のホンダの埼玉製作所寄居工場へ向かいました。15分ほどで寄居町富田にある寄居工場のウエルカムセンターへ到着です。 入口からセンター内へ入ると、寄居工場で作られているフィット、ヴェゼル、グレイス、シャトルなどがショールームで迎えてくれました。オリエンテーションルームに入るとビデオや資料で寄居工場の特徴や世界での位置などの概要説明がありました。寄居工場は、東京ドーム約20個分にあたる約95万㎡の敷地で、生産施設(約22.3㎡)より、緑地面積(約2.6万㎡)の方が広いという緑豊かな工場です。緑地保全と、野生動物の通り道まで配慮したビオトープ、調整池などが設けられ、環境に配慮されていました。生産施設は、プレス溶接棟、塗装棟、プラスティック棟、組立・検査棟と4つのセクションに分かれ、従業員数は約2000人。年間25万台、1日当たり1050台の車が2交代で送り出されています。 見学は工場内がとても広いのでバス移動です。私たちは2グループに分かれて、プレス溶接棟から組立棟へと進みました。説明の人に従ってプレス溶接棟を行くと、予想はしていたのですが、想像以上に人が少ないことに驚きました。溶接ラインは約400台のロボットが、軽快に溶接をこなしていきます。溶接に当たって、パーツ類の正確な位置決めにはカメラや測定機器が活用されます。ロボットが、見て、測って、考える革新的な工場でした。 次に回った組立棟では工員さんたちの姿が目に入りました。もちろんここでも効率化が進められ、前後サスペンションやタイヤの取り付けが自動化されていたり、必要なパーツが必要なだけラインサイドに供給されて、重いパーツは機械が保持してくれるようになっていました。寄居工場は、確立した省エネルギー技術などの革新的な生産技術を今後、北米、南米、欧州、中国、アジア・オセアニアなど海外の生産拠点へ発信していく「マザー工場」なのだそうです。 |
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![]() 研修会参加者 |
![]() いただいた記念のキャップ |
◇ 鉢形城跡歴史館、鉢形城跡を見学して |
平成30年9月6日(木)に寄居町の鉢形城歴史館を会場に大里支部の役員理事会・研修会を開催しました。理事会は短時間で終了し、引き続き歴史館館長の石塚三夫氏から鉢形城の歴史や歴史館についてお話をいただきました。その後、天気にも恵まれたので石塚館長に鉢形城歴史館と公園内を案内していただきました。この地方の戦国時代、鉢形城の歴史、鉢形城歴史館、鉢形城公園のことなど興味深い内容で、参加の皆さんは時間の立つのを忘れてお話に聞き入っていました。
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![]() 館内の鉢形城復元模型で説明 |
天正18年(1590)の豊臣秀吉による小田原攻めの際には、後北条氏の重要な支城として、前田利家・上杉景勝等の北国軍に包囲され、攻防戦を展開しました。1ヶ月余りにおよぶ籠城の後に、北条氏邦は城兵の助命を条件に開城しました。 開城後は徳川氏の関東入国に伴い家康配下の成瀬正一・日下部定好が代官となり、この地を統治しました。 |
なお、鉢形城跡は「日本100名城」(平成18年、日本城郭協会認定)、「日本の歴史公園100選」(平成19年、都市公園法施行50周年等記念事業実行委員会選定)などに選ばれています。 |
![]() 本曲輪跡の田山花袋歌碑の説明 |
![]() 荒川越しに寄居市街を眺める |
公園内の見どころ
鉢形城跡では堀や土塁が良く残り、堀や土塁によって区切られた本曲輪や二の曲輪などの空間が現在でも確認することができます。 |